奇跡の毒抜き -ふぐの卵巣の糠漬け-
白山市の発酵文化を代表する伝統の製法
石川県白山市には、猛毒を含むふぐの卵巣を使った「ふぐの卵巣の糠漬け」という、世界的にも類を見ない発酵食品があります。
ふぐの卵巣は青酸カリを上回ると言われる猛毒を持っています。それを3年以上塩と糠に漬けることで毒を抜くという製法を先人が確立したのです。
どうして毒が消えるのか科学的な解明がされておらず、解毒の過程は謎のままです。
長い歳月、安全に食されてきた「ふぐの卵巣の糠漬け」の伝統の製法は、今もそのまま守り続けられています。
「食の世界遺産」とも言われる発酵グルメ
先人たちの発酵にかける情熱と探求心により生み出された「ふぐの卵巣の糠漬け」。
発酵学者の小泉武夫氏から「食の世界遺産」と称されるほどの美味なる発酵グルメとなりました。
発酵学者の小泉武夫氏から「食の世界遺産」と称されるほどの美味なる発酵グルメとなりました。